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JFEのグリーン鋼材、国内海運8社が採用

2023年6月21日 (水)

荷主JFEスチール(東京都千代田区)は20日、同社のグリーン鋼材が、NYKバルク・プロジェクト(東京都千代田区)、商船三井ドライバルク(東京都港区)、東興海運(神戸市中央区)、川崎汽船、川崎近海汽船(東京都千代田区)、第一中央汽船(東京都港区)、第一中央近海(東京都港区)、イースタン・カーライナー(東京都品川区)の8社が新規で建造を予定しているドライバルク船に採用されることが決まったと発表した。今回建造に使用される鋼材はすべて、製造プロセスにおけるCO2排出量を実質ゼロとした「JGreeX」(ジェイグリークス)を使用する予定で、JFEスチールによるとグリーン鋼材のみを使用した船舶は世界初になるという。

カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みが世界的に加速するなか、国際海運の分野でも、CO2排出量削減に向けた取り組みが求められている。CO2排出量が大幅に削減された鋼材を船舶に使用することへのニーズは高いものの、これまではそのコスト負担に関するビジネスモデルが確立されていなかった。同社は、今回の取り組みがカーボンニュートラル社会の実現に向けたサステナブルなビジネスモデルの先駆けとなると考えている。

今年度は、NYKバルク・プロジェクト、商船三井ドライバルク、東興海運3社が建造を予定している4隻(2024年9月~25年1月就航予定)向けに造船会社である尾道造船(神戸市中央区)、檜垣造船(愛媛県今治市)の2社に計1万4000トン程度を納入する予定だ。

▲ビジネスモデルのイメージ(出所:JFEスチール)

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LOGISTICS TODAY編集部
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