荷主鉄鋼大手のJFEスチールは6日、同社のグリーン鋼材「JGreeX」を使用して建造したドライバルク船において、檜垣造船(愛媛県今治市)の本社工場にて命名・進水式が行われ、「BRIGHT QUEEN」と命名されたと発表した。

▲進水式の様子(出所:JFEスチール)
JgreeXは、同社のCO2排出削減技術により創出した削減量をマスバランス方式を適用して任意の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した鉄鋼製品。今回建造に使用された鋼材は全てJGreeXで、グリーン鋼材のみを使用した船舶は世界初だという。
同船は、海運会社であるNYKバルク・プロジェクト(東京都千代田区、NBP)が、檜垣造船に建造を発注し、JGreeXの採用を決定していたドライバルク船2隻のうちの1隻目となる。NBPが新たに建造発注するドライバルク船2隻においても鋼材の全てにJGreeXが採用される予定で、ドライバルク船へのJGreeXの採用は合計5社、9隻に拡大する。
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