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センコー、W連結トラックなど環境特別賞2件受賞

2023年6月28日 (水)

▲(左から)物流連前会長の池田潤一郎氏、東京納品代行の大草久社長(出所:センコー)

認証・表彰センコーは28日、センコーグループでアパレル物流を手がける東京納品代行(千葉県市川市)とともに、日本物流団体連合化(物流連)が主催する「第24回物流環境大賞」で特別賞を2件受賞したと発表した。

評価された取り組みの一つは、ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進。センコーが旭化成ホームズ(東京都千代田区)とフジテック(滋賀県彦根市)の2社と進めた、ドリー式ダブル連結トラックを活用するモーダルシフト輸送で、2022年3月から関東と関西の区間で、荷主2社の共同幹線輸送や中継輸送を盛り込んだ運行を開始した。

大型車2台分の貨物を別々に集荷し、2台を連結してセンコーの東西拠点を出発したトラックは、それぞれ高速道路などの長距離区間をドライバー1人が輸送した後、途中のドッキングステーションに設定した駐車場でドライバーが乗り替わり、もう1人が連結を切り離すハブ設定拠点まで輸送する。切り離し後、大型トラック(前荷台)、セミトレーラー(けん引荷台)の2台に分け、同時にそれぞれの配送先に向かうことで、ドライバーの拘束時間とCO2排出量を二重で削減したことが評価された。

▲ダブル連結トラック

もう一つの取り組みは、EV(電気自動車)導入による排出ガスの削減。東京納品代行が荷主とともにディーゼルトラックからEVトラックへの車両の代替を行い、千葉県内の自社倉庫から東京都内の各店舗への配送をEVトラックに切り替え、CO2排出の削減に寄与した。導入したEVトラックはハンガー式で、段ボール梱包による衣類などのシワを防ぐなど高い品質を保持。プラスチックフィルム以外の梱包資材を使用しないなど、廃棄物の発生を抑えた環境に優しい配送方法を採用した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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