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横浜ゴム、タイヤ技術部門が3R会長賞受賞

2012年10月29日 (月)

認証・表彰横浜ゴムは26日、同社のタイヤ技術部門・タイヤ材料設計部が、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会(3R推進協議会)主催の「3R推進功労者等表彰」で「3R推進協議会会長賞」を受賞した、と発表した。

国内外で粉末再生ゴムを積極的に利用していることが評価された。

表彰式は30日、KKRホテル東京(東京都千代田区)で行われる。横浜ゴムはこれまで、2002年度に三島工場、03年度に三重工場、07年度にハマタイト事業部とタイヤ材料設計部が同賞を受賞しており、今回で5度目。

横浜ゴムでは、3R活動強化の一環として、タイヤ材料設計部が中心となってリサイクル原料の活用を進めている。

粉末再生ゴムは廃タイヤなどを粉砕して製造されるが、通常、廃タイヤの多くは燃料の代替として熱利用されることから、粉末再生ゴムの活用は省資源化や資源循環につながる、としている。

従来の粉末再生ゴムは粒径が大きく、ほかの原料ゴムとの配合が困難だったが、横浜ゴムでは粉末再生ゴムを各種コンパウンドで適用できる技術を確立し、粉末再生ゴムを配合したタイヤの量産を09年2月から開始した。この結果、2012年の各種再生ゴム使用量比率は、08年に比べ2.2倍に拡大した。

また、米国のタイヤ生産販売子会社ヨコハマタイヤコーポレーションでは、タイヤ製造時に発生するベント屑を粉末再生ゴムメーカーに依頼して加工し、タイヤ生産に活用している。

フィリピン、タイ、ベトナムのタイヤ生産販売子会社でも乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤなどの製造過程での利用を進めている。