調査・データ国土交通省は7日、国内の貨物流動状況に関する調査結果「全国貨物純流動調査」(物流センサス)の速報結果を公表した。それによると、2021年度の年間出荷量は23億200万トンで、2015年調査と比べ、8.2%減少した。また、2010年から2015年の調査の減少率(2.4%減)と比較すると減少傾向は拡大。1970年の調査に近い水準となった。
産業別にみると、最も多くの貨物を出荷するのは製造業で14億6900万トンと63.3%を占めた。次いで、卸売業が3億5000万トン(15.1%)、倉庫業が2億7100万トン(11.7%)、鉱業が2億2900万トン(9.9%)の出荷量となった。
都道府県別では、愛知県、千葉県、神奈川県、大阪府、北海道、福岡県、兵庫県、茨城県、埼玉県、東京都の順に出荷量が多く、上位10都道府県で全国の49.6%を占めた。
調査は、貨物の出発地点から積み替えを経て到着地点までの流動(純流動)を把握するため、荷主側(鉱業、製造業、卸売業、倉庫業)から、貨物の動きを捉えた統計調査として、1970年以来、5年ごとに実施している。今回は11回目の調査となる。
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