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国交省・物流センサス、20年度出荷量は8%減

2022年10月28日 (金)

調査・データ国土交通省は28日、国内の貨物流動状況に関する調査結果「全国貨物純流動調査」(物流センサス)の速報結果を公表した。それによると、2020年度の年間出荷量は23億2000万トンで、14年度調査時(25億3000万トン)と比べて8.2%減少した。新型コロナウイルス禍の初年度で、社会経済活動の大幅な制限が影響したとみられる。

産業別でみると、倉庫業が15.4%の増加となった一方で、鉱業は13.4%、製造業は9.6%、卸売業は13.0%いずれも減少した。4産業を合わせた1件当たりの貨物量(流動ロット)は1件当たり平均0.7トンで、2010年調査以前と同様に小ロット化の傾向が見られた。特に、鉱業で小ロット化が鮮明だった。

都道府県別の発地域では愛知県からの出荷量が最多で、伸び率は福井、熊本、徳島の3県が高かった。

調査は1970年から5年ごとに実施している。今回は2021年に20年度の実態調査を行うため、全国60万事業所から抽出した6万5000事業所に調査票を送付。2万2000事業所から回答を得た。同調査は通信販売などの小売業者による出荷貨物は対象外。

最終結果は23年春をめどに公表する予定。

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LOGISTICS TODAY編集部
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