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【4-9月期】日本郵船、定期船の収支改善、黒字転換

2012年10月31日 (水)

財務・人事2013年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2013年3月期2Q2012年3月期2Q増減率
売上高944,036911,1843.6%
営業利益17,879-9,662-
経常利益13,083-15,117-
当期純利益-4,149-12,063-
定期船事業では、欧州航路など主要航路で大規模なサービスの改編を行い、さらなる合理化を実施したことで、運賃水準が回復し収支が改善。

完成車輸送は、昨年の自然災害の影響から回復し本来の荷動きに戻った。一方、ドライバルカーは新造船の竣工量がピークを迎えており、船腹の需給ギャップが拡大、市況はケープサイズバルカーを中心に低迷を続けた。

原油タンカーは、夏以降市況が軟化に転じ、収支を圧迫。航空運送事業、客船事業は、世界的な景気低迷の影響を受け業績は低調に推移し、物流事業も業績が伸び悩んだ。

これらの結果、売上高は前年同期比328億円増(3.6%増)となった。減速航海などのコスト削減に取り組んだ結果、燃料油価格の高騰にもかかわらず売上原価は前年同期比64億円増(0.8%増)に抑え、販売費、一般管理費を削減したことで、営業損益は前年同期比275億円改善。

売上高営業利益率は前年同期の△1.1%から1.9%へと3ポイント上昇した。この結果、経常損益は前年同期比282億円改善し、利益を計上した。純損益は投資有価証券評価損などの影響により、前年同期比79億円の改善にとどまり、損失を計上した。