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玉井商船、配船計画見直しなど中間予想下方修正

2025年8月7日 (木)

財務・人事玉井商船は7日、2026年3月期の中間業績予想を下方修正した。第2四半期(中間期)までの予想の売上高を前回予想比1億円減の23億円、営業利益を同1億1000万円減の1億円の損失、最終利益を1億4000万円増の1億3000万円の損失に引き下げた。

修正の理由として、外航海運業において複数の船舶の貸船期間が予定より長くなったため、配船計画の見直しを余儀なくされ外部からの借船による借船料や追加の運航費等の営業費用の増加が見込まれる。また内航海運業においては、第2四半期に予定していた定期貸船の開始が第3四半期にずれ込み、営業収益(貸船料)の減少を見込んだ。さらに第1四半期において為替差損1億100万円を計上した結果、営業外費用が増加し経常利益の減少を見込む。なお通期の予想においては外航海運業において当初予想していた水準よりマーケットが上昇基調にあることから据え置いた。

同日発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比29.8%減の10億400万円、営業利益が1億2100万円の損失(前年同期は2億4200万円の利益)、最終利益が1億4500万円の損失(同2億5400万円の利益)と減収減益だった。

外航海運業セグメントの売上高は7億2100万円(前年同期比37%減)、セグメント利益は2600万円の営業損失(前年同期は3億4600万円の利益)だった。前年同期に比べ支配船腹が1隻減少し、マーケットが低調に推移した結果減収。利益は外部からの短期用船を行ったため、借船料の増加や運航船舶の減少などにより運航費の減少が大きく、全体として減少した。

内航海運業セグメントの売上高は2億5200万円(前年同期比1.2%減)、営業利益2900万円(同8.2%増)だった。船員を他社へ融通し派遣業収入を得たものの、一部船舶において入渠工事の影響で運賃が減少したため減収。利益は外部から定期借船していた船舶を返船した影響で借船料の減少などがあり増益となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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