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シュマルツGが欧州2企業を買収、手動搬送を強化

2023年7月14日 (金)

M&A真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は14日、同社グループが、イギリスを拠点とするPalamatic(パラマティック)とスウェーデンを拠点とするBinar Handling(ビナーハンドリング)を買収したと発表した。今回の買収により、重量物の手動搬送において安全で効率的な作業を実現する手動搬送システム事業の強化を図るという。また、シュマルツグループの海外拠点は日本を含む世界30か所に増え、パラマティックの60人と、ビナーハンドリング80人が加わり、従業員数は1800人になる。

▲ドイツのシュマルツ本社外観(出所:シュマルツ)

パラマティックの真空リフターには、薬機法や食品衛生法に反していないことを証明するFDA認証の素材が使用されており、部品を手で取り外して清掃・メンテナンスできる。クリーンルームでも使用できるため、高い衛生レベルが求められる食品業界や製薬業界などで利用されており、今後シュマルツは同分野において対応の幅を広げていく。

ビナーハンドリングは、最大600キロまでのワークに対応する手動搬送システムを製造し、今回の買収によってシュマルツは、バッテリー製造や物流におけるアプリケーションなど、繊細なバランス調整が必要な搬送ソリューションを提供する。

シュマルツは1910年創業のドイツの老舗メーカーの日本法人で、自動搬送用真空機器・手動搬送システムなどを取り扱っており、自動車業界・食品業界・太陽電池業界などに最適なソリューション製品を提供している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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