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米アマゾン、30年までに10万台のEVを導入予定

2023年7月20日 (木)

環境・CSRアマゾンは18日、2022年のサステナビリティな取り組み内容を発表した。これによると同社は、100%再生可能エネルギーでの事業運営を計画しており、予定より5年早い25年までに目標を達成する予定だという。現在、世界中で400以上の風力発電・太陽光発電プロジェクトが実施されており、22年には同社が消費する電力の90%を再生可能エネルギーによって賄った。

(出所:アマゾン)

22年には、同社が利用する世界中の車両に9000台以上の電動車両(EV)が導入され、米国とヨーロッパでは1億4500万個の荷物がEVによって配送され、30年までに10万台のEVの導入を目指している。

北米の配送センターでは1万5000台以上の水素燃料フォークリフトが稼働しており、25年までに年間4万台のフォークリフトに燃料を供給できる十分な量のグリーン水素に関する契約を締結。また、電動カーゴバイク・スクーター、およびニューヨーク市のマンハッタンやヨーロッパ全土の20都市にて徒歩配達も導入した。

機械学習を使用して過剰な廃棄物や使い捨てプラスチックを最小限に抑え、顧客向けのパッケージングを継続的に改善しており、昨年は紙ベースのパッケージを拡大し、より軽量で柔軟なパッケージの使用により、世界中の事業全体で使い捨てプラスチックを11.6%削減したという。今後、可能な場合にはパッケージの完全廃止も視野に入れており、昨年世界中で出荷されたすべての荷物の11%が、追加のAmazon配送梱包なしだった。

小型軽量のパッケージの場合、輸送中に占めるスペースが少なくなり、配送時の二酸化炭素排出量が減少する。15年以来、同社は出荷ごとの梱包材の平均重量を41%削減し、200 万トンを超える材料廃棄物を回避したという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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