帝人は1日、昨年10月に発生したタイの洪水被害で操業を停止したグループ3社が、10月31日に完全復旧したと発表した。
ポリエステル繊維の製造・販売を展開しているグループ会社3社が冠水被害を受け、2月以降、稼働可能な設備から段階的に生産を再開してきたが、10月31日にテイジン(タイランド)社(TJT社)が復旧したことにより、冠水被害で操業停止した3社が完全に復旧した。
TJT社以外に冠水被害を受けたテイジン・ポリエステル(タイランド)社は9月に、テイジン・コード(タイランド)社は8月に完全復旧している。
また、防水壁の整備、排水用ポンプの増強、洪水予知のための定点観測拠点の設置、対策マニュアルの策定など、洪水の再発に備える体制を整えた。