Hacobuが3億円資金調達、物流情報PF構築加速

財務・人事クラウド物流管理ソリューションMOVO（ムーボ）を提供するHacobu（ハコブ、東京都港区）は31日、商工組合中央金庫からの融資により3億円の資金調達を実施したと発表した。これまでハコブは43億円の資金調達を実施しており、今回の調達により累計資金調達額は46億円となる。今回の資金調達によって、物流情報のデータを企業経営・物流現場・ドライバー・社会全般に還元するため、物流現場の課題解決を目的とした新規機能開発や新規アプリケーション開発に投資するという。

資金調達による新規アプリケーション開発では、6月にリリースしたドライバー向けのスマホアプリである「MOVO Driver」（ムーボ・ドライバー）β版によるムーボ使用時の利便性を高め、今後は、ビッグデータを活用した働き方改革や、ドライバーと荷主や物流センターを繋ぐコミュニケーションツールとしての価値提供を目指す。

また、物流情報ビッグデータ活用を推進させるため、データテクノロジーを中心とした研究開発への投資を加速させ、その成果をムーボの新機能開発や新たな活用方法の提案などに活かし、上質なサービス提供を目指すとともに、ムーボの価値を広く伝える広報PR（パブリック・リレーションズ）施策への投資を加速する。

ハコブは2025年度にムーボ利用事業所3万カ所の達成を目標として掲げている。同社によると、30年以降に自動運転が実用化される際、物流の情報流通のデジタル化が必要不可欠となり、それに先立って共通基盤プラットフォーム構築を目指すという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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