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ダイキン、つくばみらい市に空調機の生産拠点新設

2023年8月2日 (水)

拠点・施設ダイキン工業は2日、空調機の新たな生産拠点を設立するため、茨城県つくばみらい市の土地取得を決定したと発表した。同社初の関東での国内向け製品供給拠点として国内生産力を強化する。

▲新工場完成イメージ(出所:ダイキン工業)

今回取得した土地は、茨城県の南西部で、都心から40キロ、つくばエクスプレスまたは車で1時間程度と交通利便性に優れている。茨城県は北関東3県で唯一、港湾と空港を有しており、高度な交通インフラの活用も可能な地として選定された。

新しい生産拠点の敷地面積は9万8000平方メートルで、2027年から28年にかけてルームエアコンの生産を開始し、事業環境の変化を見極めながら生産品目の拡充などの設備投資を行う。

同地域に新拠点を構える理由としては、同市は大きな製品ニーズが見込まれる首都圏にあり、需要変動に応じたタイムリーな製品供給が可能で、輸送費の高騰やドライバー不足といった長距離輸送の課題に対しても効率的に対応できる。またAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の技術活用には工場現場での実証実験が必要であり、新拠点の設立により、国内の生産能力に余力を持たせることで最先端技術の実証実験が可能になる。

加えて、同社の国内生産拠点は関西に集中しているが、新工場の建設によって自然災害など工場の操業に影響を及ぼす突発的な事象が発生した際、商品の供給が途絶えるリスクの低減が可能としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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