財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)は2日、2024年3月期の通期連結業績予想を修正した。
売上高は海上・航空運賃単価が想定以上に下落しているため、当初予想の2800億円から2730億円(前期比9.3%減)に下方修正した一方で、運賃仕入れコストのコントロールで営業利益率が改善していることや家電物流の取扱が想定以上なこと、収受料金の適正化が当初計画を上回って進ちょくしていることなどから、営業利益は当初想定の200億円から215億円(同17.2%減)、最終利益は110億円から118億円(24.4%減)にそれぞれ上方修正した。
同日発表した24年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同月比16%減の659億8800万円、営業利益が同9.2%減の61億5800万円、最終利益が20.8%減の37億8000万円だった。
うち物流事業の売上高は16.4%減の640億1600万円、営業利益は5.8%減の59億1800万円。フォワーディング業務では海上・航空運賃の単価が下落したものの、仕入れコストのコントロールで利益率を改善。家電物流は大型の白物家電の輸配送・設置業務が好調で取扱が増加した。そのほか、国内家電や日用品などの輸配送でトラック積載効率向上に取り組み、コストを削減するとともに人件費や燃料費の高騰に対応した。
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