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イトーキが首都圏配送拠点を分散、配送効率化

2023年8月16日 (水)

拠点・施設イトーキは16日、首都圏配送拠点の再編計画として、イトーキ東京テクノパーク(埼玉県川口市)を移転し、新たな物流拠点として「イトーキ東京ロジスティクスセンター」(草加市)を同日開設するとともに、「イトーキ東京BASE」(東京都江東区)をことし11月1日に開設すると発表した。

▲イトーキ東京ロジスティクスセンター(出所:イトーキ)

2004年に開設したイトーキ東京テクノパークの供給機能を2拠点に分散し、再構築することで従来から配送効率を30%向上させる。2拠点のうち1拠点を都内に設けることで広範囲の顧客にアクセスしやすくし、全国にある生産拠点からの中継拠点として機能させることで、配送時間の短縮と首都圏への配送効率の最大化を狙う。

新設する両拠点には倉庫管理システム(WMS)やバース管理システムを採用し、イトーキ東京ロジスティクスセンターにはパレットラックを多く採用して倉庫稼働率を向上させているほか、上り下り専用のダブルランプウェイ、中央ランプも備えて車両待機時間の削減を図っている。

移転先はいずれも大雨・洪水リスクの少ない平地で、建物には横揺れに強い免震構造を採用。停電時には自動的に電力供給が開始される仕組みで、稼働8時間として3日間の電力を維持できるなど、災害発生時のリスクを最小限に留められる仕様となっている。

イトーキ東京ロジスティクスセンター

所在地:埼玉県草加市柿木町1352-2プロロジスパーク草加4階北側
倉庫面積:1万6237平方メートル、(事務所)514平方メートル
構造:地上4階建て、鉄骨造(免震構造)
主な機能:免震構造、非常用発電、全館LED、共有アメニティスペース、ダブルランプウェイ、施設内駐車場
床荷重:1.5t/m2、天井高:5.5m

イトーキ東京BASE

所在地:東京都江東区新砂2-4-17Tokyo C-NX北棟2階
倉庫面積:6456平方メートル、専用バース1100平方メートル、(事務所)431平方メートル
構造:地上6階建て、鉄筋コンクリート造(免震構造)
主な機能:免震構造、非常用発電、全館LED、共有アメニティスペース、特別高圧受電設備、インタンク、ダブルランプウェイ、施設内駐車場
床荷重:1.5t/m2、天井高:5.5m

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LOGISTICS TODAY編集部
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