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東京平和島の都市型巨大施設、TRC新A棟竣工式

2023年8月28日 (月)

▲物流ビル新A棟外観

拠点・施設東京流通センター(TRC)は28日、旧棟からの建替えを終えた最新物流施設「物流ビル新A棟」の竣工式を、関係者を集めて執り行った。

物流センター新A棟は、首都高速羽田線の平和島インターチェンジ(IC)から1キロ、首都高速湾岸線の大井南ICから3キロと、首都高速と環状七号線の交差点ともいえる東京・平和島の同社敷地内に立地し、半径10キロ圏内に羽田空港のほか、品川駅などのビジネス拠点を収める。東京モノレール「流通センター」から徒歩1分という、都心近接地域では希少な、延床面積20万2000平方メートル、7階建ての新造巨大マルチテナント施設となる。

2021年から、新時代の施設需要に対応する最新の都市型機能施設への建替えが進められ、1階は冷凍冷蔵倉庫の設置を想定したプラットフォーム0.8メートル、梁下有効高5.7メートルの設計。その他フロアごとに、最小476.4平方メートル(144坪)から使用可能な小区画や、2万5785平方メートル(7800坪)の広大な1フロアを生かした施設運営まで、各階ごとのバリエーション豊かな物流プランが設定できる。

同社では、単なる倉庫利用だけではなく、オフィス、ショールーム、開発、メンテナンス機能などをあわせもった「倉庫プラスアルファ」の都市型施設ならではの利用を提案しており、物流テックのスタートアップ企業など、同施設を拠点にした新規技術やアイデアの成長と、大手物流企業とのマッチングを促す施設となることを目標の一つとする。

▲有森鉄治社長

同社の有森鉄治社長は「50年以上の施設運営の経験とノウハウをフルに活用しました。都市型施設として多種多様なニーズに対応します」と語り、2024年問題などの物流危機においても、都内の最終中継拠点としての活用や、物流テック企業の共創拠点など、立地と設備などあらゆる面で高付加価値を持つ施設を提供することで、物流問題解決に貢献したいと抱負を述べた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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