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NEC、福岡市にデータセンターを新設

2012年11月12日 (月)

ロジスティクスNECとNECフィールディングは12日、九州でサービス事業を強化するため、「NEC九州データセンター」(NEC九州DC)を福岡市に開設する、と発表した。来年3月からサービスを開始する。

NEC九州DCは、災害リスクの低い立地で、大地震でも大きな損傷なく運営継続が可能。サーバルームは2次元床免震構造を採用する。

停電時に無給油で72時間給電可能な自家発電設備を持つとともに、スポットネットワーク受電方式の採用や無停電電源装置など、冗長化された電源設備を設置し、セキュリティ面でもICカードや生体認証による厳重な入退出管理を実現する。

NECは、ネットワーク接続にネットワーク制御技術(OpenFlowをベースとしたプログラマブルフロー)を用い、DC内ネットワークの統合管理を行うことで、万一の障害にも早く対応できるなど、高品質な運用サービスを実現する。

また、NECグループのSEとNECフィールディングのCE(保守要員)が駐在し、連携することによる総合的なサポートを提供する。

NECでは、各地域のパートナーと連携し、地域密着型で信頼性の高いデータセンター機能を提供する「地域データセンター」の整備を進めている。

今回のNEC九州DCの設置は、こうした取り組みに基づくもので、民間企業や地方公共団体など九州の多様な顧客ニーズに対し、きめ細やかに対応する。また、昨今増加している災害時のバックアップ需要などにも対応していく。

■NEC九州DCの主な仕様

項目 内容
耐震 新建築基準法準拠、2次元床免震装置
耐水 ハザードマップ対象外
電源設備 スポットネットワーク受電、自家発電機、UPS(冗長構成)
空調設備 高効率空冷電算用床吹エアコン(冗長構成)
セキュリティ 24時間有人監視、ICカード、生体認証、監視カメラ等
通信キャリア キャリアフリー、複数系統の引込経路
火災対策 超高感度煙検知器、窒素ガス消火設備
公的認証 プライバシーマーク、ISO27001取得予定
付帯設備 会議室、プロジェクト室、駐車場