ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NEC、関西第二データセンターが稼働

2011年8月22日 (月)

拠点・施設日本電気(NEC)は22日、関西地区でクラウドサービスの提供環境を強化する目的で、NEC関西第二データセンターを開設し、同日からサービスを開始した。基幹システムにも対応可能な最新鋭のデータセンターで、大阪市内から電車で約1時間の位置に立地している。

 

NECではこれまで、クラウドサービスを提供する中核拠点として、全国10か所の「主力データセンター」を強化・拡充してきた。また、自治体、地域企業からのアクセスを重視した、地域密着型で信頼性の高いデータセンター機能を提供する「地域データセンター」を全国44か所で展開、地域のパートナーと整備してきた。

 

関西第二データセンターは、西日本地区のデータセンター需要増に対応する主力データセンター整備の一環として開設したもので、クラウドサービスの提供だけでなく、顧客システムのを預かることにも対応可能なハイブリッドなデータセンターとして運用する。

 

また、災害リスクの低い立地で、停電時に無給油で48時間以上給電可能な自家発電設備や、2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化された電源設備を設置。セキュリティ面では、生体認証と不正通行を防止するシステムによる厳重な入退出管理を実現しており、FISC(公益財団法人金融情報システムセンター)発行の「金融機関などコンピュータシステムの安全対策基準」の設備基準に準拠している。

 
主力データセンター間のネットワーク接続や統合運用監視により、既設のNEC関西データセンター(旧NEC大阪データセンター)のユーザーは両データセンターを組み合わせてワンストップで利用することが可能。昨今急増している、東日本の主力データセンターを利用する企業・自治体からのバックアップ需要にも、対応できる。