調査・データ大日本印刷(DNP)は11日、金属製品に取り付けても高い読み取り精度を実現する金属対応RFID(電子タグ)を利用した機材管理システムを、建設用軽仮設機材のレンタル事業を展開するアクトワンヤマイチ(大阪市北区)に導入したと発表した。5か月の試用期間で、入出庫・検収作業時間が従来と比べて20%短縮したとしている。
同システムには、足場やはしごなどの軽仮設機材にも適用できる金属対応RFIDを選定。RFIDは建築現場や高圧洗浄工程などの過酷な環境での高い耐久性も備えている。複数のIDを数メートル離れて一括読み取りできる機能に加え、RFIDに製品コードなどをレーザーで印字することで機材管理システムとの連携も可能だ。紙帳票で行っていた目視確認や手書き入力などのアナログ業務をペーパーレス化し、作業時間の短縮やミスの低減、作業手順のバラつきの解消に寄与する。
アクトワンヤマイチでは、業務に関わる入出庫や検収などの作業を主に紙帳票で管理していたが、2025年の大阪・関西万博で国内の建設需要が高まることから、デジタルトランスフォーメーション(DX)による業務効率化の必要性を認識し、DNPの機材管理システムを導入した。
DNPは9月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展で、BIPROGYのブースで同システムとその導入事例を紹介する。
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