ロジスティクス商船三井は9月28日、フェリー・内航RORO船事業を手がける商船三井さんふらわあ(東京都千代田区)の10月1日の営業開始に向け、東京都内で記者会見を開いた。
同社はフェリー10隻、RORO船5隻を運航し、海陸合わせて500人強の従業員数を誇る。運航するのは、大洗・苫小牧間、東京・苅田間、東京・博多間、大阪・別府間、大阪・志布志間、神戸・大分間――の6航路。トラックドライバー不足やトラックドライバーの時間外労働規制の適用により、トラック輸送の海上モーダルシフトの機運が高まっており、同社はドライバーの負担減と脱炭素輸送を強みに需要を取り込む。
ことし1月、4月には、日本初のLNG(液化天然ガス)燃料フェリー「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」が大阪・別府間で就航。25年には大洗・苫小牧間にも2隻のLNG燃料フェリーが就航予定と、CO2排出量を従来比25%削減できるLNG燃料フェリーへの切り替えを進めることで、脱炭素に積極的に取り組む。
牛奥博敏社長は「事業規模、経営の健全性、役職員の幸福度において、世界からも注目されるフェリー・内航RORO船運航会社になりたい」と語る。品質の高い物流サービスだけでなく、他社とは一線を画す「カジュアルクルーズ」戦略を推進するとしている。
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