荷主大和ハウス工業は11月30日、インドネシア・マヌンガルグループの不動産開発会社「アルゴマヌンガルランドディベロップメント」(AMLD社)から、同子会社で工業団地の開発・造成を行っているブカシファジャールインダストリアルエステート(BEST社)の株式の10%(10億株)を取得した、と発表した。
これにより、同社は来年からBEST社が西ジャワ州ブカシ地区で開発中の工業団地事業に参画するとともに、海外で工場や物流施設などを検討している企業に対して誘致活動を展開する。
BEST社が開発中の工業団地「ブカシファジャールインダストリアルエステート」は、ジャカルタの中心地から東に25キロメートルの西ジャワ州ブカシ県チビトン地区にあり、企業の製造拠点や物流拠点など事業展開に沿った大型施設の新設が可能。
開発中の工業団地の総面積は、東京ディズニーリゾートの13倍に相当する1350ヘクタールの規模となる。
ジャカルタ-チカンペック高速道路「チビトンインターチェンジ」から3.5キロメートル、ジャカルタの中心地(スマンギ)まで25キロメートル、インドネシアの最大級のコンテナ取扱量を誇る国際商業港湾「タンジュンプリオク港」まで40キロメートル、「スカルノハッタ国際空港」まで50キロメートルと、アクセスに優れた立地。
近隣には、日本の商社が開発に関わった「MM2100」や「イーストジャカルタインダストリアル」「グリーンランドインターナショナルインダストリアルセンター」などの工業団地があり、多くの日系企業が進出している。