三井倉庫､自動車部品輸送のGHG算出で豊通と提携

環境・CSR三井倉庫ホールディングス（HD）は6日、豊田通商と提携し、自動車部品の国際物流での温室効果ガス（GHG）排出量をパーツ単位で計測・可視化するサービスを開始すると発表した。豊田通商が提供する商物一体となった最適サプライチェーン構築事業と、三井倉庫HDの脱炭素ソリューションサービスとを組み合わせたGHG算定サービスを活用し、物流におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みを推進する。

協業の取り組みでは、豊田通商の国際混載物流サービス「VtoVサービス」を通じて提供される輸送部品の製品情報、梱包情報、発着地情報を基に、三井倉庫HDの「物流GHG排出量算定サービス」で国際標準規格に適合したGHG排出量を計算し、部品の重量や容積を考慮した配分で部品1点あたりのGHG排出量レポートを作成。顧客の要望に応じて両社が共同で排出傾向を分析するほか、両社の物流ノウハウやグローバルネットワークを活用した排出量削減ソリューションの活用を提案する。

▲サービス全体図（クリックして拡大、出所：三井倉庫HD）

三井倉庫HDは、企業の課題に応じた物流リスクの見える化や改善を通じてサステナブルな物流体制の構築を支援するソリューション「SustainaLink」（サステナリンク）を2021年から提供しており、これまでに400万件のデータを算出、具体的なGHG排出量削減策も提供している。豊田通商がグローバルに展開する商物一体となった自動車部品の最適サプライチェーン構築事業と組み合わせることで、パーツ単位で物流におけるGHG排出量を可視化するサービスの提供が可能となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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