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日新2Q、前期運賃高騰の反動で最終利益37.8%減

2023年11月9日 (木)

財務・人事日新が9日発表した2024年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比23.4%減の823億5900万円、営業利益が46.3%減41億2500万円、最終利益が37.8%減の36億4100万円と減収減益だった。前期の海上、航空運賃高騰の反動や、取扱物量の伸び悩みが影響した。

物流事業全体の売上高は25.1%減の782億4300万円、営業利益は52.7%減の34億6600万円。日本の航空輸出は北米などの在庫調整の影響で取扱が伸び悩んだが、輸入ではアパレルや食品の取扱は堅調に推移。海上輸出では機械・設備などの取扱が堅調で、輸入は機械、雑貨などが好調だった。

アジアでは、フィリピンで自動車部品の海上輸出、ベトナムで雑貨などが堅調だった一方、タイで内需低迷もあり取扱物量が減少するなど、アジア全体では伸び悩んだ。中国では、上海、香港において海上・航空貨物の取扱が低調となったことに加え、価格競争の激化などで収益力が低下した。常熟市では海上輸出コンテナや航空輸出のスポット貨物の取扱が増加した。

米州では米国、カナダで自動車関連貨物の取扱が堅調に推移し、食品関連の取扱でも米国では航空輸出、カナダでは海上輸出で好調だった。メキシコでは自動車関連が低調だった。欧州ではドイツで家電製品や自動車関連貨物や家電製品の取扱が低調だったが、ポーランドでは倉庫業務が堅調に推移し、ベルギーでは医薬品関連の取扱が堅調に推移した。

24年3月期通気連結業績予想は、売上高が前期比15%減の1650億円、営業利益が同32.8%減の85億円、最終利益が33.5%減の70億円。

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LOGISTICS TODAY編集部
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