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日新1Qは23.5%減収、航空・海上とも低調で

2023年8月7日 (月)

財務・人事日新が7日発表した2024年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比23.5%減の410億6500万円、営業利益が38.6%減の21億円、最終利益が31.8%減の17億7500万円と大幅な減収減益だった。物流混乱の正常化で緊急輸送の取扱が減少し、航空貨物の取扱は海上貨物へ回帰し鈍化。海上貨物は日本では概ね計画通りだったが、海外では米州以外の取扱が伸び悩んだ。

物流事業全体の売上高は25.1%減の394億2800万円、営業利益は44.2%減の18億5400万円。日本の航空輸出は自動車部品の荷動きが低調で、アパレルや食品の取扱は堅調に推移したものの、全体的には伸び悩んだ。海上輸出は化学品関連、輸入は雑貨や食品の取扱が底堅く推移した。

アジアでは、タイやベトナムで自動車部品の海上輸出が低調な一方、フィリピンでは好調に推移した。米国では航空輸出で自動車関連、食品関連の取扱が好調で、自動車部品や消費財の倉庫保管も堅調。カナダは自動車関連の航空輸出、食品の海上輸出が好調だった。欧州全体では自動車関連貨物や家電製品の取扱が低調。ポーランドでは倉庫業務が堅調に推移し、オーストリアでは自動車生産設備の航空輸出が伸びた。

24年3月期通気連結業績予想の修正はなく、売上高が前期比2.1%減の1900億円、営業利益が同32.8%減の85億円、最終利益が38.3%減の65億円。

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LOGISTICS TODAY編集部
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