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ゼロ1Qは減収減益、マレーシア輸送低調など響く

2023年11月9日 (木)

財務・人事ゼロが9日発表した2024年6月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比6.3%減の316億6900万円、営業利益が同6%減の11億2400万円、最終利益が9.9%減の7億2300万円と減収減益となった。

主力の車両輸送事業を含む国内自動車関連事業は、売上高が2.1%増の141億3700万円、営業利益が9.2%減の10億と増収減益。中古車登録・販売台数の回復に伴い中古車輸送の受託台数が増収となったが、人件費の増加やEV(電気自動車)化を見据えた輸送機材の投資に伴う車両費増加などで減益となった。

海外関連事業は、売上高が19.3%減の106億700万円、営業利益は28.3%増の1億6800万円。中古車輸出事業では、円安を背景に日本からの新車輸出が旺盛となったことで、主要輸出先のマレーシア向けの自動車運搬専用船の船枠が限られ減収。中国での車両輸送事業も、中国自動車市場における日系メーカーの影響を受け減収となった。CKD(コンプリート・ノックダウン)事業はコンプ台数増加で増収だった。利益面ではCKD事業が増益だったほか、中国での車両輸送事業で新規顧客の獲得が奏功して増益となった。

一般貨物事業は全体の売上高は5.5%減の16億1200万円、営業利益が17.3%増の3億900万円。港湾荷役事業はバイオマス発電所向けの燃料荷役が増加して増収となったが、運輸・倉庫事業は不採算顧客からの撤退で減収となった。

24年6月期の通期連結業績予想は、売上高が8.9%減の1210億円、営業利益が2.5%増の52億円、最終利益が1.8%増の35億円と減収増益を予想する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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