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SGHDイノベ創出PG、佐川急便の真空物流が受賞

2023年11月30日 (木)

ロジスティクスSGホールディングス(HD)は30日、同HDグループのオープンイノベーション活動「HIKYAKU LABO」(ヒキャクラボ)で、グループ各社が成果を発表するデモデイを29日に開催したと発表した。ヒキャクラボはオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」(アウバ)を運営するeiicon(エイコン、東京都港区)の支援の下、グループ10社それぞれが推進するテーマを掲げてパートナー候補を募集。10社はパートナー企業と協業アイデアを具体化、検証し、デモデイでこれまでの成果と今後の展望を発表した。

▲デモデイ当日の様子(出所:SGホールディングス)

5人の審査員による審査員賞、会場審査によるオーディエンス賞には、いずれも佐川急便と真空技術開発のインターホールディングス(渋谷区)による「物流課題を解決 革新的な真空物流」が選出された。真空技術を活用した食品などの鮮度を保った状態での海外配送を推進し、真空特許技術のライセンス提供や真空容器の製造、販売などを展開した。

その他9つの採択企業と共創アイデアは次の通り。

【SGムービング】
「静脈物流で資源の有効活用〜不用品をリユース市場で循環〜」
パートナー企業:INJUS(インジャス、港区)
概要:自治体や企業の移転などで発生する不要品のリユースを支援するシステムと実運送を行う。

「ドライバーと社会から選ばれる企業へ〜現場目線のサービスを創造〜」
パートナー企業:SWAT Mobility Japan(スワット・モビリティー・ジャパン、中央区)
概要:配送最適化システムを活用して、経験則に基づいた配車組みを効率化。

「脱炭素社会実現に向けた挑戦〜ミドリムシ由来油100%燃料のイノベーション〜」
パートナー企業:Revo Energy(レボエナジー、大阪市北区)
概要:輸送でミドリムシ由来の燃料を活用する。

【ワールドサプライ】
「ARによる多品種小ロット生産のDX」
「化粧品製造業における新任者向け教育システム」

パートナー企業:エピソテック(東京都杉並区)
概要:輸入されたコスメ商品への日本語製品ラベルの貼り付け作業をAR(拡張現実)で効率化する。

【佐川グローバルロジスティクス】
「ヒトとARが融合する物流オペレーションの未来」
パートナー企業:エピソテック
概要:AR技術を活用し、倉庫内の作業、管理、教育を効率化する。

【佐川アドバンス】
「危機管理機能のアップデート」
パートナー企業:ゼンリンデータコム(港区)
概要:自治体や企業のBCP対応課題を解決するため、地図データを活用して調達、供給経路を最適化する。

【SGモータース】
「整備データ分析による車両の『安定稼働』提案」
パートナー企業:フツパー(大阪市淀川区)
概要:過去の整備データから故障発生要因を分析し、故障前の予防整備提案につなげる。

「安心・安全な物流インフラを支えるため業務改革による顧客価値の創出」
パートナー企業:pickupon(ピクポン、東京都港区)
概要:電話応対業務を可視化、分析することで、業務効率化と顧客満足度向上を目指す。

【SGフィルダー】
「映像解析で作業生産性を可視化するAIの共同開発」
パートナー企業:AYUMI BIONICS(アユミバイオニクス、中央区)
概要:AI(人工知能)を活用して作業負荷を解析し、人員配置の改善や業務指示の最適化につなげる。

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