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優秀賞にフジトラ、グッドカンパニーに物流から唯一

2023年12月1日 (金)

認証・表彰中小企業に関わる実証的調査、研究などを手がける公益社団法人中小企業研究センターは11月30日、2023年度のグッドカンパニー大賞の表彰企業を発表した。優秀企業賞には貨物自動車運送業として唯一、フジトランスポート(奈良市)が選出された。

■第57回(2023年度)グッドカンパニー大賞受賞企業一覧
https://www.chukiken.or.jp/r05commendation/

フジトランスポートは前身の「富士運輸」として1978年に創業し、奈良県内の配送を開始。85年には配送事業から撤退し、現在主力とする長距離輸送にシフトした。2001年に現在の松岡弘晃社長が就任すると、全国への拠点展開を推し進め業容を拡大し、11年には持株会社のフジホールディングスを設立。22年に富士運輸から現在のフジトランスポートに商号変更した。

同社は幹線輸送に特化した運送会社としての着実に成長し、現在の保有車両は2600台以上を誇る。過去には、10年に日野自動車と共同で専用シャシーを軸とした業界初となるスーパーマルチトラックを開発し、110台を実運送に投入。10年代中頃には運行管理や車両動態管理のデジタル化を推進するなど、運送業界をけん引する動きが評価され、17年には経済産業省から「地域未来牽引企業」の認定を取得。同省の「健康経営優良法人」には20年から4年連続で認定されている。

また、同社でユニークなのはドライバーに多数の公認のトラックユーチューバーがいること。自社ドライバーの業務中の配信・収録活動を公認しない運送会社も多い中、フジトランスポートではユーチューバーとして活動しているドライバーを多数雇用し、会社側からも活動を公認。個性豊かなトラックドライバーたちが、日々の業務の中から配信を行っており、トラックドライバーから多くの支持を得ている。こうした施策が人材採用に波及し、男女を問わず若者から多数の応募があるという。

本誌は12月14、15日に、フジトランスポート所属のトラックユーチューバーも出演するイベントを開催する。視聴には事前申込が必要となり、期限は13日16時まで。

きょう受付開始、本誌主催の物流24年問題対策会議

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LOGISTICS TODAY編集部
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