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幹線輸送の富士運輸が社名変更、親しみやすさ意識

2021年12月7日 (火)

▲ ボディ側面に「FUJI TRANSPORT」と書かれた富士運輸のトラック

ロジスティクスフジホールディングス(東京都港区)は7日、中核事業子会社で幹線輸送大手の富士運輸(奈良市)の社名を2022年1月1日付で「フジトランスポート」に変更する、と発表した。富士運輸は昨年、設立45周年を迎えたが、カタカナ社名に変更することで親しみやすさを演出し、ドライバー採用に役立てる。

同社の松岡弘晃社長は「富士運輸という社名は長らく親しまれてきたが、同名の運送会社が多いというデメリットもあった」と社名変更の理由を説明する。フジホールディングスグループは、富士運輸を核に整備、通関などに事業領域を拡大してきており、輸送業務を意味する「トランスポート」を社名に採り入れることで”走る”ことに特化した会社であることをアピールする意味もある。

また、従来からトラックのボディに英字で「FUJI TRANSPORT」と表記してきた経緯もあり、フジトランスポートであれば取引先にも違和感なく受け入れられやすいと判断した。同社グループには、富士運輸のほかにも多くの運送会社が所属しているが、今後は段階的に「○○トランスポート」への変更を進め、グループブランドに統一感を持たせる考え。