郵船、レゾナックと燃料アンモニア船への供給検討

環境・CSR日本郵船は13日、レゾナックと世界初となる燃料アンモニアの船舶への供給に向け、12日に共同検討に関する契約を締結したと発表した。日本郵船は、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）によるグリーンイノベーション基金事業の一環で、アンモニア燃料国産エンジンを搭載したタグボートの研究開発を推進しており、2024年6月にアンモニア燃料タグボート「A-Tug」の完成に合わせ、燃料アンモニアの船舶への安全な供給に向けた取り組みを開始する。

▲アンモニア燃料タグボート「A-Tug」の完成イメージ（出所：日本郵船）

両社は燃料供給に関する安全な運用方法の確立、燃料アンモニアの港湾地区への輸送と受け入れ体制の構築、船舶用燃料供給に関するルール形成に向けた関係各所への働きかけ──について検討する。

アンモニア燃料エンジンを搭載した船舶にアンモニアを補給した事例はなく、今回の共同検討により、海運分野での燃料アンモニアの普及促進が期待されるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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