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郵船、混焼率80%のアンモニア燃料試験に成功

2023年5月16日 (火)

▲アンモニア燃料エンジン実機(出所:日本郵船)

環境・CSR日本郵船は16日、IHI原動機、日本シップヤード、ジャパンエンジンコーポレーション、日本海事協会で進める、アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発試験において、世界初となる4ストロークアンモニア燃料エンジン実機での混焼率80%の燃料アンモニアの安定燃焼に成功したと発表した。

今回の試験では、実機での燃料アンモニアの混焼割合を高めることに成功しただけでなく、二酸化炭素の300倍の温室効果がある一酸化二窒素(N2O)や未燃アンモニアが排出ゼロになること、また運転中・停止後も実機からのアンモニア漏洩がない事ことを確認した。

アンモニア燃料については、4月にIHI原動機が内航船主機関向けの4ストロークアンモニア燃料舶用エンジンの実機運転試験を開始。今後は、混焼率の向上による温室効果ガス削減効果の最大化を目指す。さらに、外航船補機関向け250ミリボアのエンジン開発に取り組み、2026年に完成するアンモニア燃料アンモニア輸送船に搭載する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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