佐川と西濃、青森共同輸配送でグリーン物流部門賞

認証・表彰佐川急便（京都市南区）と西濃運輸（岐阜県大垣市）は19日、本州最北端の青森県下北郡向け荷物の共同輸配送の取り組みが、2023年度のグリーン物流パートナーシップ会議で部門賞を獲得したと発表した。青森行きの荷物を岩手県から一括集荷し、佐川急便と西濃運輸の拠点を通じて効率的に配送することで、トラックの積載効率向上とCO2排出削減を実現した。

▲西濃運輸営業企画部営業開発チームチームリーダーの伊藤友昭氏、国土交通省物流・自動車局長の鶴田浩久氏、佐川急便事業開発部担当部長の佐藤諒平氏（出所：佐川急便）

取り組みの内容は、両社が青森県下北郡行きの荷物を岩手県以西から収集し、同県内の拠点に集約。その後、佐川急便のトラックが西濃運輸盛岡支店に立ち寄り、西濃運輸の荷物も積み込み、佐川急便の下北営業所に運ぶ。到着後、配達エリア別に仕分けが行われ、佐川急便のドライバーが西濃運輸の荷物を含めて配達する。

これにより、トラックの積載効率が向上し、トラック台数の削減につながった。トラックドライバーの運行時間は41.8％に当たる年間8083時間削減され、CO2排出も53％相当の年間94.6トン削減された。

▲共同輸配送のフロー（クリックで拡大）

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LOGISTICS TODAY編集部
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