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物流施設向けの貸切バス管理システム、ESRが採用

2023年12月22日 (金)

拠点・施設ワンダートランスポートテクノロジーズ(東京都目黒区)は22日、アジア最大級の不動産アセットマネジメント企業のESRが運営する「ESR東扇島ディストリビューションセンター」(ESR東扇島DC)に、同社の貸切バス運用システム「busket」(バスケット)を導入したと発表した。

バスケットでは、迅速に適正価格の貸切バスをマッチングするオンラインサービスを提供しており、事前に定員設定できるので感染症対策や、e-チケット発行機能により事前に乗車人数を把握することでスムーズな乗車オペレーションが可能だ。また、情報通知機能によって乗車予定の顧客への遅延や時間変更の通知、忘れ物連絡など業務を同システム上で実行でき、業務負荷軽減や作業効率化に寄与する。

ESR東扇島DCは、ことし4月に神奈川県川崎市に完成した、延べ床面積34万9000平方メートル、9階建てのマルチテナント型物流施設で、入居企業の通勤利便性向上のための貸切バスによる運行業務を同社が請け負っている。

送迎バスで拠点の人的リソースを有効活用

大型の物流拠点は公共交通機関の駅・停留所から離れた立地のことも多く、送迎バスなどで従業員の移動手段提供は一般的に行われている。人口減少時代において従業員の確保は大きな問題となり、通いやすさを考慮した駅から近い立地の拠点も増えているが、現実問題としては広大な用地を確保しやすい郊外に建設するケースが多い。送迎バスを自社で所有するか、このケースのようにアウトソーシングするかはその拠点次第となる。送迎バスは従業員の通勤手段としても使用できるが、季節変動のある拠点間で人員を融通するために使っている拠点もあるようだ。近年は拠点内に人材派遣会社が常駐してそうした波動吸収の一助となっている例もあるが、実際に人員を移動させるためのバスも、そうした際の重要なリソースとなる。複数の拠点が集まっている拠点群などでは、単なる送迎の足以上の利用価値がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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