産業・一般トステムは26日、中国・上海市を中心にカーテンウォール事業を展開している上海美特カーテンウォール社の株式の49%を、同社の持株会社であるアムトロニック社(シンガポール)への出資を通じて取得すると発表した。
上海美特カーテンウォール社は、上海市を中心に事業を展開している中国大手のカーテンウォール製造販売企業で、現在中国に2か所(上海、北京)の生産工場と7か所(大連、アモイ、青島、西安、杭州、長沙、成都)の販売拠点を保有している。
トステムは、高い経済成長を続けている中国市場での事業拡大を経営の重要テーマとして掲げており、ことし4月には「トステムショールーム上海」をオープン。5月からは「2010年上海万国博日本産業館」にグループ会社のINAXとともに出展するなど、上海を中心に中国国内へのPRを積極的に進めてきた。
今後は、トステムが上海美特カーテンウォール社に経営面、商品技術支援などのサポートを行なうとともに、上海美特カーテンウォール社の販売ルート、顧客、生産設備など経営資源を活用し、中国でのカーテンウォール事業の展開を加速させる。