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大林組がグリーン水素を鉄道輸送、CO2を8割削減

2024年1月16日 (火)

ロジスティクス大林組は16日、大分県九重町で生産されたグリーン水素を神戸市の建設現場へ輸送する手段として鉄道を利用し、従来のトラック輸送と比べてCO2排出量を82%削減したと発表した。鉄道による水素輸送は国内初という。

▲建設現場に到着したグリーン水素(出所:大林組)

▲鉄道コンテナに搭載されたカードル

同社は岩谷産業から神戸市で研修施設の新築工事を受注しており、建設現場ではCO2排出量を削減する各種施策に取り組んでいる。その中でも、仮設現場事務所に設置した水素燃料電池による電力供給は注目されているが、大分で製造されるグリーン水素を長距離輸送する際のCO2排出量の削減が課題だった。

大林組はこの課題に対処するため、日本貨物鉄道(JR貨物)や全国通運(東京都中央区)、エネルギー事業を手掛ける江藤産業(大分市)の協力を受け、トラックから鉄道へのモーダルシフトに成功。これにより、1回の輸送にかかるCO2排出量は、九重町から神戸市への片道で347kgから62kgに削減された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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