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大林組、ニュージー産グリーン水素の海上輸送に成功

2025年1月28日 (火)

調査・データ大林組は28日、ニュージーランド(NZ)で製造したグリーン水素をフィジー共和国(フィジー)に海上輸送し、現地で水素混焼発電機の燃料として活用する実証事業に成功したと発表した。このプロジェクトは、NZのグループ企業ハルシオンパワーおよびフィジーガスと共同で行われ、グリーン水素の輸送と利活用の実現可能性を確認したもの。

▲水素製造プラントから出荷されるグリーン水素(出所:大林組)

NZのタウポ市に所在するハルシオンパワーのメガワット級水素製造プラントで製造されたグリーン水素は、オークランド港からラウトカ港まで1週間かけて船舶輸送された。輸送には、国際海事機関(IMO)の危険物明細書を準備し、安全基準を満たしたシリンダーに充填された水素ガスが使用された。到着後、フィジーガスの施設に設置された水素混焼発電機に供給され、施設内の電力需要に応じた発電が行われた。この電力は建物の電源として利用され、実証事業の重要な成果となった。

本事業は環境省が推進する「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に基づき、日本の温室効果ガス排出削減目標の達成を目指して実施。大林組は、プロジェクト全体の統括、海上輸送の管理、および水素混焼発電機の導入支援を担当した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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