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温室効果ガス排出削減へ、海運4社でコンソーシアム結成

2024年1月29日 (月)

ロジスティクス出光タンカー、飯野海運、日本郵船、日本シップヤードの4社は26日、マラッカマックス型大型原油運搬船(VLCC)の温室効果ガス排出削減を目指し、共同研究開発を行うコンソーシアムを結成したことを発表した。このコンソーシアムは、デザインコンセプトや環境対応機器の開発を通じ、航空運送業界での脱炭素化を推進することを目的としている。

コンソーシアムの結成は、エネルギー安定供給の観点から依然として重要な役割を担う石油の輸送と、その過程で発生する温室効果ガスの削減という二つの課題に対応するためのもの。日本は原油輸入の90%以上を中東に頼っており、これらの課題に対処するため、出光タンカーが発起人となり、4社が協力することとなった。コンソーシアムでは、従来燃料から次世代燃料への切り替え、二酸化炭素(CO2)回収装置の搭載など、環境対応機器の検討を進める。

4社は、従来比で40%以上の温室効果ガス排出削減を目指し、それぞれの分野で培ったノウハウを結集する。最終的には、VLCCの建造・運航を視野に入れた次世代燃料・環境対応機器の効果検証や選定、デザインコンセプトの作成を進める計画。この取り組みは、海運業界での脱炭素化への大きな一歩となる見込みだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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