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港湾荷役に水素エネルギー、横浜と神戸で実証

2024年2月7日 (水)

▲三井E&S製タイヤ式門型クレーン(出所:国土交通省)

行政・団体国土交通省は7日、国際港湾の産業競争力を強化するため、カーボンニュートラルポート(CNP)形成の一環として、横浜港と神戸港で港湾の荷役機械に水素エネルギーを導入する現地実証を行うと発表した。脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素などの受け入れ環境の整備を図る。

実証は横浜港南本牧ふ頭地区のMC-2ターミナル、神戸港ポートアイランド地区のPC15〜17ターミナルで実施。タイヤ式門型クレーン(RTG)のディーゼルエンジン発電機を、横浜港では水素燃料電池に、神戸港では水素エンジン発電機にそれぞれ換装するほか、RTGに対する水素充てんと、RTGを使った荷役作業も検証する。2024年度中はRTG換装と現地実証の準備に入り、25年度から現地実証によるデータ取得、分析などを行う。

神戸港の実証では阪神国際港湾が国土交通省の事業を受託。コンテナターミナル運営の商船三井、ターミナルオペレーターでRTGを保有する商船港運(神戸市中央区)、RTGメーカーの三井E&S、水素エンジン開発のiLabo(アイラボ、東京都小金井市)、水素供給の岩谷産業、エネルギーコンサルタントのユニバーサルエネルギー研究所(港区)が参画する。

▲現地実証のイメージ(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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