ロジスティクス国土交通省は2日、横浜港において水素燃料電池で稼働する荷役機械の現地稼働実証を開始したと発表した。これはカーボンニュートラルポート(CNP)の形成に向けた取り組みの一環で、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化を目的とする。

▲水素燃料電池換装済みRTG(出所:国土交通省)
実証は横浜港南本牧ふ頭地区MC-2で実施され、タイヤ式門型クレーン(RTG)のディーゼルエンジンを水素燃料電池機へ換装し、水素充填後に実際の荷役稼働を行う。2025年度は現地実証を通じたデータ取得・分析を進め、26年度に向けて技術基準の改訂を検討する。
同省は、同実証や神戸港で実証中の水素エンジンで稼働する荷役機械の実証の結果を踏まえ、港湾のターミナルにおいて水素を安全かつ円滑に導入するため、「水素を燃料とする荷役機械の導入促進に向けた検討会」において、港湾の施設の技術上の基準の改訂に向けた検討を進め、水素を燃料とする荷役機械の導入拡大に向けた環境整備を推進する。
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