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ミラボ、神戸市で災害時物資配送のDX化実証

2024年2月19日 (月)

ロジスティクス防災プラットフォーム事業などを展開するBELLグループは16日、グループのmilab(ミラボ、東京都新宿区)が、神戸市とともに防災備蓄管理における災害時の物資配送をDX(デジタルトランスフォーメーション)化する実証実験を行なった、と発表した。スマートフォンのメッセージ機能だけを使うことで操作が容易で、協定先企業がログインすることなく簡単に自治体と連携できる仕組みを活用した。

▲物資配送をDX化の仕組み図(クリックで拡大、出所:BELLグループ)

同市では、従来の物資配送フローでは紙の帳票と印鑑で物資配送の履歴を管理してきた。今回のシステムでは、民間事業者側はスマホのメッセージ機能で送られてきた指示に従って作業するだけでフローが完結する。

同市の危機管理センター内で、実際の災害を想定し、集積・配送拠点から避難所に物資配送するための一連の要請、受け取りの連絡フローで、新たな仕組みを使った場合の有効性を検証した。

同市の救援物資対策チームが新システムを使って、協定先の流通事業者や配送を担う事業者、物資を保管している集積・配送拠点の担当職員、避難所担当の職員とのコミュニケーションを統制した。同チーム以外の民間事業者や職員は、スマホのメッセージ機能だけを使って、配送の進捗や履歴を自動的に記録・管理することが可能になった。

milabは「今回の実証実験のフィードバックを踏まえて、現在の仕組みをより洗練させ、多くの自治体や協定先の企業にとって使いやすく、地域の安全・安心を支える基盤となるような仕組みの構築を目指す」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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