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三井物産と中国電力、CCSバリューチェーンを検討

2024年2月20日 (火)

国際三井物産は19日、同社がマレーシア国営石油会社などと共同で開発を進めるマレーシア沖のCO2貯留地で、CCS(CO2の回収、貯留)や輸送などを含むバリューチェーン構築を目指した共同検討について、中国電力と覚書を締結した、と発表した。

今回の締結で検討対象とするのは、中国電力グループの石炭火力発電所で排出されるCO2の分離、回収や、その液化、貯蔵。また、マレーシアまでの液化CO2の海上輸送や、マレーシア沖でのCO2地下貯留などについても検討する。

マレーシア沖のCO2貯留地は、三井物産とマレーシア国営石油会社ペトロリアム・ナショナル・ブルハド系のCCS事業会社と、フランスの石油メジャーのトタル・エナジーズ系のCCS事業会社が2023年6月から共同開発を進めている。30年までに貯留事業を開始にこぎつける計画だ。

三井物産は、英国でCCS事業会社に出資参画しているほか、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の委託調査業務をマレーシア沖で請け負うなど、CCS事業の早期立ち上げに向け積極的に事業開発を進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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