コカコーラとファミマ、配送トラックを共同活用

（出所：コカ・コーラボトラーズジャパン）

M&Aコカ・コーラボトラーズジャパンは21日、ファミリーマートと物流面での協業を2月上旬から始める、と発表した。神奈川県海老名市、厚木市を中心としたエリアでの配送で協力し、コカコーラ側の店舗配送トラックを共同活用するスキームを構築した。

コカコーラ側の店舗配送トラックが稼働していない時間帯に、ファミリーマート店舗への常温商品配送に転用することで、同一車両を2社で有効活用する計画だ。

ファミリーマートでは、ペットボトル飲料や菓子、加工食品などを各地域の配送センターから1週間に6回、店舗に配送している。だが、天候や大型商品の発注などの影響が出て、通常の配送コースでは一度に配送できないケースが発生することがあった。その際は、臨時便として別車両を手配し、過剰な荷物を配送しているが、今後は24年問題のあおりで、車両の確保が難しくなることも想定される。

▲店舗配送トラックの共同活用イメージ（クリックで拡大）

コカ・コーラボトラーズジャパンは、自社商品を、物流拠点から管轄の取引先である小売店舗に配送する際に、物流パートナー企業の配送トラックを使っているが、最需要期の夏シーズン以外は、日によって稼働率にバラつきが出ることもあり、さらに、時間帯によっては納品がなく稼働していないケースも起きていたという。

両社の配送センターがある海老名市のエリアを中心に協業を始める。ファミリーマートの対象店舗は、海老名市を中心に厚木市、平塚市、藤沢市など周辺エリアに240店舗。対象エリアは今後、順次、拡大させていく予定だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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