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ローソンとワタミ、非稼働の配送車をシェアリング

2024年3月14日 (木)

ロジスティクスローソンは14日、ワタミとともに、コンビニエンスストア「ローソン」店舗に商品配送を行っているトラックの非稼働時間を利用し、「ワタミの宅食」の商品を配送する共同の取り組みを、4月6日から開始すると発表した。配送トラックのシェアリングを社会実装のフェーズで行うのは両社にとって初めて。

取り組みでは、埼玉県三芳町を拠点としているローソン店舗への配送トラックの非稼働時間に、同東松山市にあるワタミの工場から、宅食の商品を首都圏の営業所20拠点に配送する。配送は土日と祝日に限定して実施し、1日平均3200食を運ぶ予定。ドライバーの時間外労働規制の強化に対し、業界の垣根を超えて連携することで、持続可能な店舗配送スキームの構築を図る。

▲配送トラックシェアリングのイメージ(クリックで拡大、出所:ローソン)

ローソンでは昨年12月から、弁当や惣菜、デザートなどのチルド・定温商品の配送回数を1日3回から2回に切り替えたことで、一部の配送車が非稼働となっていたことから、リソースの有効活用を目的にワタミとの協業を検討。ワタミの宅食サービスでは、自炊や外食が増える土日・祝日に配送数が減り、配送車1台当たりの積載効率が低くなる課題があったほか、配送商品の温度帯や配送時間が合致したことや、物流拠点が近かったことなどが協業の要因となった。

2024年度中をめどに、順次シェアリングの適用エリアの拡大を目指すとしている。

▲配送エリアのイメージ(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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