ロジスティクス国土交通省港湾局とトレードワルツ(東京都千代田区)は14日、港湾物流手続きを電子化する「Cyber Port」(サイバーポート)と、貿易手続きを電子化する「TradeWaltz」(トレードワルツ)がシステム間連携を開始したと発表した。1月に物流の手配に関する情報をシステム間連携させる機能の構築が完了し、今後は利用者の声を踏まえて機能改善を進め、実運用に向けた検討を開始する。
今回のシステム連携では、輸出入通関データの連携が可能となった。トレードワルツ内に荷主が入力した送り状(インボイス)や梱包明細書(パッキングリスト)、船積依頼書(シッピングインストラクション)のデータがサイバーポートに連携されることで、荷主が指定する物流会社はサイバーポート上でデータの確認、活用ができるようになる。
ただし今回の連携では、荷主1事業者の依頼に対し、物流1事業者が通関から荷役まで一貫して引き受ける場合のみが対象となる。
今後は輸出入通関情報の表示項目など、ユーザーからの改善要望の対応を進め、今年度下期には本格的な概念実証へ移行する予定。そのほか、両プラットフォーム間での港湾情報の連携や、サイバーポートを経由して行政機関での貿易手続きを処理する「NACCS」に連携する機能などの検討を進める。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com