フードサッポロホールディングスは15日、同社グループのサッポログループ物流(東京都渋谷区)が持続可能な物流体制の構築を目的として、4月1日に「サッポロビール広島物流センター」(広島市西区)を新設すると発表した。
これまで、サッポロビール九州日田工場から出荷していた広島県と島根県エリアへの配送を同センター経由とすることで、トラックドライバーの拘束時間の短縮させるとともに、長距離運行の緩和とトラックの回転率向上を図る。広島物流センターの倉庫面積は2300平方メートルで、ビールテイスト品、缶チューハイなどのRTD、ワイン、洋酒、和酒などの酒類製品を取り扱う。
加えて、食品飲料の配送においては3月25日、埼玉県加須市に「ポッカサッポロフード&ビバレッジ埼玉加須物流センター」を新設。従来は北関東物流センター(群馬県伊勢崎市)から配送していたエリアの一部を埼玉加須物流センターに移管することで、配送距離を削減、トラックの発着や庫内作業の集中緩和、ドライバーの拘束時間削減を実現させる。倉庫面積は5900平方メートル。
同社は2020年頃から、全国の配送で150キロ圏内を上限とする物流拠点再編を推進しており、運行管理の可視化システムの活用とともにトラックドライバーの拘束時間の短縮に努めているという。
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