行政・団体国土交通省は13日、パレット標準化のあるべき姿などを議論する第12回パレット標準化推進分科会を開いた。これまでの議論を踏まえ、標準化の現状把握などをまとめた最終とりまとめ案が示された。
とりまとめ案では、パレット標準化を「標準規格のパレットを、標準化された方法で運用すること」と定義づけた上で、その効果などを提示した。
標準規格のパレットを標準化された方法で運用することで、現在のパレット化可能な貨物の輸送にかかる総作業時間の推計7.2億時間のうち、年間で32%に当たる2.3億時間削減することが見込まれるとの試算を明記した。また、その削減分で新たに運ぶことができるパレット化した貨物の輸送量は3億1000万トンに達するという。
また、標準仕様のパレットの規格については、平面サイズは現在国内で最も普及している1100ミリ×1100ミリとし、高さは、プラスチックパレットや木製パレットの中で最も普及しており、自動倉庫での使用にも耐えうる強度を持つ144〜150ミリとした。
また、運用面に関して、必ず推進していくべき内容として、パレットの管理運営組織は各レンタルパレット事業者とし、その事業者が各社のシステムを用いて、パレット管理することと明記した。
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