国内中国地方整備局岡山国道事務所は、岡山県内での中継輸送の推進に向けた「国道2号コネクトパーキング岡山・早島整備事業計画検討会」を14日に開き、15日に第1回検討会の概要をまとめて発表した。
整備計画は、物流の2024年問題対策の観点から西日本での中継輸送ニーズが高まる同県内に、中継拠点となるコネクトパーキング岡山・早島を整備し、トラックドライバーの労働環境改善を図るというもの。同パーキングは岡山市南区、瀬戸中央自動車道・早島インターチェンジ近くに位置し、2700平方メートルの敷地に、トラックの駐車場40マスと中継作業ができるスペース、トイレや休憩所を設ける。
整備計画については、検討会で委員の了承を得たことで、今後は留意事項を踏まえて事業を進める方針。貨物の積み替えによる混載の検討、さまざまな規格の車両利用を想定した駐車マスの設計、地盤状況などを踏まえ災害に強い施設とするよう検討、清潔性のほか女性や高齢者に配慮した設計──などを考慮する。
整備局が実施した調査によると、岡山県を通過する貨物輸送を行う企業の7割が中継拠点を利用したいと回答しており、調査した企業は、近畿や広島、山口、四国など、日帰り運行が可能な発着地である輸送が多かった。中継輸送に対して長距離運転の減少、荷物や仕事の集約などの効果に期待をする一方で、中継輸送企業間連携や車両メンテナンス、待機スペースの確保などが懸念材料に挙げられた。拠点の施設機能については、トイレやシャワー、食堂、給油のニーズが高かった。
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