ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

岡山・早島の中継輸送拠点、整備計画を実施へ

2024年3月19日 (火)

国内中国地方整備局岡山国道事務所は、岡山県内での中継輸送の推進に向けた「国道2号コネクトパーキング岡山・早島整備事業計画検討会」を14日に開き、15日に第1回検討会の概要をまとめて発表した。

▲「コネクトパーキング岡山・早島」の周辺図(クリックで拡大、出所:岡山国道事務所)

整備計画は、物流の2024年問題対策の観点から西日本での中継輸送ニーズが高まる同県内に、中継拠点となるコネクトパーキング岡山・早島を整備し、トラックドライバーの労働環境改善を図るというもの。同パーキングは岡山市南区、瀬戸中央自動車道・早島インターチェンジ近くに位置し、2700平方メートルの敷地に、トラックの駐車場40マスと中継作業ができるスペース、トイレや休憩所を設ける。

整備計画については、検討会で委員の了承を得たことで、今後は留意事項を踏まえて事業を進める方針。貨物の積み替えによる混載の検討、さまざまな規格の車両利用を想定した駐車マスの設計、地盤状況などを踏まえ災害に強い施設とするよう検討、清潔性のほか女性や高齢者に配慮した設計──などを考慮する。

整備局が実施した調査によると、岡山県を通過する貨物輸送を行う企業の7割が中継拠点を利用したいと回答しており、調査した企業は、近畿や広島、山口、四国など、日帰り運行が可能な発着地である輸送が多かった。中継輸送に対して長距離運転の減少、荷物や仕事の集約などの効果に期待をする一方で、中継輸送企業間連携や車両メンテナンス、待機スペースの確保などが懸念材料に挙げられた。拠点の施設機能については、トイレやシャワー、食堂、給油のニーズが高かった。

物流需要に沸く岡山・早島、24年問題「追い風」!?

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com