M&A日本ペイントは22日、シンガポールのウットラム・グループ傘下で大手塗料メーカーのニプシー・インターナショナル・リミテッドから、同社の株式3割超を買い付ける提案書を21日に受け取ったと発表した。
ニプシー社は提案書で、総議決権数の30.33%の取得を目指して買い付けるとともに、買い付けた場合にはニプシー社の関連会社「ファースト・インダストリーズ・コープ」が既に保有している日本ペイント株(総議決権数の14.6%)と合算して44.94%となることなどを伝えた。
日本ペイントでは「大規模買付ルールに基づき、企業価値・株主共同の利益の観点から提案を検討し、株主に対して必要と判断する情報を提供していく」としている。