全ト協、車両点検整備の実施徹底へハンドブック

行政・団体全日本トラック協会（全ト協）は、トラックの点検整備の実施方法や法制度などをわかりやすく整理したハンドブックを、ホームページで公開している。

ハンドブックでは、2トンクラスや10トンクラスの日常点検の実施方法、点検整備に起因する事故統計と実際の事故事例、点検整備に関する制度などを、画像やグラフを交えて項目ごとにまとめた。巻末には、点検整備に関する情報サイトのURLも掲載している。

全ト協によると、車両故障に起因する重大事故は2009年から増加傾向にあり、21年には446件あった。そのうち、車輪、原動機、タイヤ、動力伝達装置の故障によるもので全体の7割を占めているという。ハンドブックを通じ、定期点検整備だけでなく日常における点検整備の重要性を周知し、実施の徹底を図る。

▲車両故障に起因する重大事故件数の推移（クリックで拡大、出所：全日本トラック協会）

■点検整備ハンドブック
https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/anzen/kotsuanzen_ichiran/tenkenseibi_handbook.pdf

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LOGISTICS TODAY編集部
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