荷主東燃ゼネラル石油は31日、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンを製造する日本ユニカー(東京都品川区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。
日本ユニカーは、東燃ゼネラル石油とザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(米国ミシガン州ミッドランド)の100%子会社ユニオン・カーバイド・コーポレーション(UCC)がそれぞれ50%ずつ株式を保有する合弁会社で、UCCの全持分を取得することで合意した。関係当局の許可が下り次第、合弁関係を円満に解消する。
東燃ゼネラル石油では、昨年6月に製販一体運営を実現するため、新体制を発足。合弁事業をグループの全額出資子会社にすることで、原油の調達から原料となるエチレンの製造、その誘導品のポリエチレンの製造・販売まで、グループで一体運営できるようにする。