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ローランドDG、海外初のタイ工場が稼働

2013年2月1日 (金)

拠点・施設ローランドDG(静岡県浜松市)は、タイに国外初となる生産工場を開設したと発表した。

新工場はサムットサコン県のシンサコン・プリンティング・シティー&インダストリアル・エステートに開設したもので、現地部品の調達、世界への輸出拠点として重要な役割を担う。

新興国の需要に適した製品を企画・生産するために、タイに新たな拠点を設けることにした。製造・調達機能の複数化により、災害リスクを回避するとともに、為替リスクにも対応する。

タイ工場は、昨年1月に建設を開始。同年8月の竣工後、10月に量産を開始した。洪水を考慮して工場の床面を前面道路より190センチ高くするとともに、軟弱地盤から建物を支えるため、全長26メートルのパイルを300本打ち込んでいるという。4万平方メートルの土地と工場を合わせた初期投資額は、2億タイバーツ。

昨年10月1日に量産を開始後、12月末までに400台以上を生産。同年10月27日から出荷を開始し、中国、インド、南アフリカ、ヨーロッパ、アメリカなど全世界に輸出している。

ことし8月からは、ローランドDGの主力製品である、メタリック色が印刷できるプリンター「VSシリーズ」の生産を都田工場(静岡県浜松市)から移管する。これにより、年内に3700台の生産を見込み、2014年には最大生産能力に近い5000台にまで引き上げる。